ただの備忘録

だいたい独り言

ゼノブレイド3 クリア後ざっくり感想

ゼノブレイド3、無事にクリアしました

クリア時点でのプレイ時間はだいたい70時間くらい、前作もこのくらいだった気がする

色々設定の話とか考察もしたいんですが、まだ情報が出揃ってないので現時点での素直な感想を備忘録代わりにざっくり書いときます

一応ネタバレ含んでるので、遊んだ方向けということで

 

 

 

●良かったところ

・システムの快適さ

これはまず触り始めから好感触かつ一番印象的な点だと思う

「DE」もかなり遊びやすい作りになっていたけど、今作はさらにブラッシュアップさせて、煩わしさを出来るだけ解消しようと至る所に気遣いが見られた

特に序盤の執拗なチュートリアルは、「2」がその煩雑さに加えて、TIPSが後から読み返せなかった事の反省が色濃く反映されてる事がひしひしと伝わってきた

ショートカットボタンも個人的にかなり嬉しい機能だったので、ちゃんと改善が見られたのは本当に良かった

ただアクセサリーのソート機能が未実装だったりするのは不便なので今後のアップデートで追加してほしいなぁ

 

・フィールドの広大さ

発売前に公開された任天堂公式のインタビューで、「ざっくり「2」の5倍以上の広さ」と明言されてただけあって、とんでもない広さで正直びっくりした

どうしても「2」は設定上、フィールドが箱庭世界にならざるを得ず、広さという観点や、大陸同士の相互関係みたいなものには乏しかったので、どちらかといえば「1」の方向性でフィールドが作られていて個人的には嬉しかった

フィールドスキルも常時発動でき、数もそんなに多くはないので「これが開放されたからあそこへ行ってみよう」と意識が向きやすかったのも良かった

それはそれとしてエルティア海はなんとかなりませんか

 

・戦闘システムの取っ付きやすさ

今回、シリーズ未経験者に向けても、LVキャップで徐々にやれる事が増えていくので段階的に覚えられるのはかなり丁寧な導入だなと思った

アーツのカスタマイズ性も、煩雑になりすぎない程度に分かりやすく、弄りがいのあるいい塩梅だと思う

ウロボロスは個人的な趣味趣向も相まってとにかく動かすのが楽しいし、雑魚戦では梅雨払い、ユニークやボス戦ではダメージソースとして使い分けできる点もグッド

チェインアタックは突入するたびに時間かかるのが不満といえば不満だけど、上手く攻撃を繋いでいく楽しさは健在なので、まぁそれくらいかな

 

・キャラクターが良い

パーティメンバーがみんな可愛い!

今回、メインシナリオだけじゃなく各種サブクエストにもかなりの掛け合いテキストとそれに伴ったボイスが付いてるので今まで以上にキャラクターに愛着が湧いてしょうがなかった

特に「イーラ」で採用されたキャンプシステムが続投して、キャラがイキイキしてる姿を見られたり、相談で他愛もない話をしている場面があったりと、こういうの!!!こういうの欲しかったの!!!!ってなるなった

あと発売前は特段惹かれているわけでもなかったノアくんとミオちゃんのカップルに遊べば遊ぶほど愛おしさが湧いてきて気ぶりじじいになった

よくよく考えると過去作のヒロイン達って登場した瞬間にはかなり好意強めだったから、今回みたいな丁寧なボーイミーツガールはどこか新鮮で、シナリオを読み進めるモチベーションになってたと思う

エンディングはいやだ〜ちゃんと融合したアイオニオンでエヌとエムの分まで末長く幸せになってくれ〜ってメビウスになりかけたけど、いやでも彼らだって何回も別れを経験してはいるけどその度に巡り会ってるんだからノアミオだってまた会えるぜ!ってウロボロスになったので助かった、助かったか?

ラストの笛の音に一抹の希望を見ているからDLC、頼んだぜ高橋くん...

 

●賛否両論

・ストーリー性

今回、高橋総監督が本作のテーマとして挙げていたのが「理不尽な力」「未来に向けて新しい自分を目指す」という事だったのだけども、これらを描く事に関してはある程度成功していたように見える

ただ、前者の方はインタビュー内でも語っていた「今回の敵は己が欲や、一方的な理由の為に力を振るう存在として描く」(意訳)という関係上、そのほとんどがただ「敵である」という描かれ方に終始していた気がする

自分の欲の為に兵士を利用し、主人公たちの前に立ち塞がる、というアイデンティティしか与えられておらず、サブクエで登場する各コロニーの執政官はおろかメビウスの中でも特別視されていたワイやエックスですらその域を脱していないのは薄味だなと思った

というよりも今回、後者のテーマを描くにあたって、メビウスを「未来への不安、絶望」と定めた事で、敵側の背景が薄くなってしまい、その為に後半のノアたちの問答が終始似たような意味合いの言葉と意味を紡ぎ、観念的な話を展開するだけになってしまった印象がある

要所での盛り上がりはあったけどこの辺はラスダンの単調さやゼットの硬さもあって、凄く勿体無い箇所だったと思う

ただ、これはこれで「ゼノギアス」を彷彿とさせて「ブレイド」としては首を捻るが「ゼノ」として良い、という意見もちょいちょい見られるので単純な出来の良し悪しの問題でもなさそう

 

●悪かったところ

個別に言うほどじゃないんだけど細かいところ挙げるならノポンコインの保持数とか上でも言ったクソ広いエルティア海の埋めづらさとかアクセサリー、スキルの見づらさとか、そういう点かな...

この辺りは今後のアップデートで直る気配があるので、気長に待ちます

 

 

という感じで手放しで、というと言い過ぎ感はあるのだけど期待以上の作品で素直に面白かった...

シリーズを跨いで遊んできたファン目線で言うと、もっとファンサービスがあっても良かったな、とは思うんだけどあんまり増やしすぎると主題がぼやけたり、よろしくない影響が出るからこんなもんかな、と思う事にした

まだやり込み要素も残ってるし、DLCもあるしでまだまだ遊ぶぞ〜

「進撃の巨人」はロボットアニメなんだという倒錯者の世迷言

進撃の巨人」最終話を読んだ

めちゃめちゃ綺麗に終わらせたなーって感想だけども正直、もっと投げっぱなしでも良かったのに!(そっちの方が狼狽えるオタクが見れて楽しいから)って気持ちもあった

僕自身、世間的な盛り上がりが一段落してからハマったクチなので、一丁前に後方ファン面するのも烏滸がましいくらいなんだけど、ここ半年くらいの展開は本当に面白くて、どうやって畳むんだろうと気が気がじゃなかった

そう、僕は最初のTVアニメをリアルタイムで見ていないし、ましてや盛り上がる世間一般の人々をやや冷めた目で見ていた側の人間だった

 読んだら面白いんだろうなーとも思うけど読むモチベーションも無いし、人間と巨人の生存競争という構図にもあまり惹かれないしで、 終ぞ学生の頃は触れる事も無かったように思う

 

転機はそれからしばらく経って、TVアニメの2期が放映された頃だった

たまたまたテレビを点けたら流れていたのを、興味本位で見たのが切っ掛けだった

丁度アニメではウォールローゼが突破され、獣の巨人が登場し、そしてライナーとベルトルトが知性巨人である事が判明する、作中屈指の山場

そして流れるように繰り広げられるエレンとライナーによる巨人同士の激戦の最中—僕は思った

 

ロボットアニメだこれ!!!!!!!!!!!

 

そう、進撃の巨人はロボットアニメだったのだ

何言ってんだこいつと思われるかもしれないが、間違いなくロボットアニメだった

知性を持った巨人同士による格闘戦も、巨人と化したエレンと意思疎通を試みるハンジの体躯の対比も、そもそも巨人を内側から人間が操っているという構図そのものが、ロボットアニメで死ぬほど見たモノに他ならなかったからだ

僕はびっくりした、なんでみんな早く教えてくれなかったんだ!!!!!!!!!と

次の日、急いで本屋で既刊を買い漁り、1週間で読破した後、気づきは確信に変わった

この作品は意図的にロボットアニメの文脈を取り入れてるんだと

 

常日頃、ロボットアニメが毎クール50本くらい作られる世界になんねぇかなと妄想してる僕ですがまぁ無理だよなとも思う常識的な一面もあるのです

何故なら一般的にはロボットアニメはニッチなオタク向けジャンルだから

そんなことねーよと思う諸兄も多いとは思うのだけど、世の中「SF」「メカ」「ロボット」の文字を見た瞬間に興味ねーわと吐き捨てる人々は意外と多い

まぁ俺だって「ジャンル:日常系美少女アニメ」の並びを見た瞬間にあっ、間に合ってますってなっちゃうしその辺はまぁしょうがないとは思う

そういう事態を制作側もある程度把握している為に「普段ロボットアニメを見ない層にリーチしたい!」という目的の元、事前情報では伏せておいて1話終盤に唐突にジャーン!実はこの作品はロボットアニメでしたー!というサプライズをかます作品がごく稀にあるのだけど、そんな事したら余計に忌避感増すだけでは?????ってなるしそういう作品はだいたいそっぽを向かれるという現実がある

 

そこで進撃の巨人である

この作品、巨人と人間の関係がそのままロボットアニメにおけるロボットと人間の構図であり、その要素が強く現れるのが作品も中頃を過ぎた辺りである為に、巨人に立ち向かう人類のお話を見せられていた読者は知らず知らずのうちに要素が置き換わったロボットアニメを見せられているのだ

この「置き換わった要素」というのがまた見事で、ロボットを描く上では避けられないメカディテールのような、作画カロリー的に忌避される部分などを上手く挿げ替え、負担を減らすと同時に、読者に対し広く受け入れられやすい表現や設定を用いて作品を構築している

多分、諌山先生は僕のように三度の飯よりロボットアニメという人類ではないので、もっと客観的かつロジカルな作品作りをしていると思うのだけど、現状ここまでロボットアニメのフレーバーを用いりながらも、多くの人々に受け入れられる漫画作品というのは唯一と言ってもいいレベルなのではと勝手に想像している

 

という事はつまり、進撃の巨人は(おそらく)世界で最も触れられ、盛り上がったロボットアニメなのだ

何を言ってるかさっぱり分からないと思うけど僕も分かりません

ただ考えれば考えるほど、今後ジャンル外におけるロボットアニメのフレーバーを取り入れた作品は「進撃のパクリ」扱いになってしまうレベルで完成度の高い作品だと思っているので、それはそれでちょっとヤバイんじゃないかと思いました

 

終わり

ゼノブレイド2

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 やりたいなーやりたいなーと思ってたゼノブレイド2をようやくクリアしました

ちなみにNintendo Switch専用ソフト「ゼノブレイド ディフィニティブエディション」は好評発売中です!(隙あらば宣伝)

 

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 ざっくり言うと面白かったです

細かい所で不満点があったりストレスが貯まる箇所がまぁまぁ多かったんですけど、それを差し置いてもお話の熱量が凄くて「早く、早く進めさせてくれ!」って遊んでたら数日ゴミになった

なんていうかビジュアルの華やかさもそうだけど、とにかく男の子の好きなもの全部集めました!!!って感じでパワーのある作品だなーって思った

前向きでちょっとお尻がセクシーな主人公!痴女みたいな装いの美少女!個性豊かな仲間たち!なんかワケ有りの敵!かっこいいロボット!これ全部入ってます

 

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 話を経るごとに距離が近づいていくのかなーと思ってたレックスくんとホムラちゃんが意外とそんな事なくて序盤も序盤からこいつらイチャイチャしてんな...って感じだったので少しビックリした

主題がボーイミーツガールっていうのもそうだけど「この子は主人公のこういう所が好きなんだろうな」って匂わせだったり演出が出てくると嬉しくなるオタクなので、本編の端々だったりDLCの黄金の国イーラでその辺の理由が具体的に明かされたのはとても良かったですね...

 

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 まぁ僕はニアちゃんが好きなんですけど...

頼む末長くレックスやホムラヒカリ達と幸せに暮らしてくれ...

 

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 でね、ゲームシステム...やる事っていうか覚える事多すぎない...?

システムを理解すると最高に楽しく戦えるんだけど、一通り理解できるのが早くても終盤前後だと思うんですよねこれ...

5話の変なロボとケーブル相手に全然勝てなくてこれどう倒すんだよクソと思いながらググったら「チェインアタックでさっさと倒そう」みたいな事書かれててなんだっけそれ...ってなるくらいやれる事が多すぎる

ただ手持ちのブレイドが揃って来て、味方の役割なんかも意識し始めると一気に面白くなるのは間違い無いんで駄目ってわけじゃないんですよね...ただただ覚えることが多いってだけで...

 

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慣れると一方的に気持ちよくなれる、楽しい

 

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あとね、景色が綺麗なのとても良い、本当に大事これ

BotWの時も思ったけど、景色が綺麗だと俺は今この世界で冒険してるんだぞ〜って没入感が段違いになるのでそういうのは漏れなく良いゲームだと思います

 

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ちょいちょいっと時刻も簡単に弄れるんで好みのシチュエーションを作りやすいのは助かる

 

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で、今回レックス達以上に凄く魅力的だったと思うのがイーラ勢力の面々だと思うんですよね

その中心人物たるシンとメツどちらもが神に仇なす者でありがながら、それ以上に自らの存在意義や在り方に対して葛藤を抱いて踠いているっていう文字通りもう一人の主人公としての立ち回りが印象的でした

元凶たるマルベーニも、その行いこそ許される物では無いにせよその心情も察するに余り有るという感じでとにかく敵側に同情というか感情移入してしまいがち

 

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この辺は特に黄金の国イーラでより一層強調されるというか、結末が分かっている分本当に辛くて辛くてしょうがなかった...

成り行きで集まったとはいえ凄く良いチームなのが伝わってくるのがはちゃめちゃにしんどいし、楽しい場面のはずなのに真っさらな目で見れないって事が多々あって落ち込む

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ラウラともそうだけどカスミやヒカリ、カグヅチなんかとの絡みも大分多くて、本編で彼女らと再会した時のシンの心情がなんとなく想像できて完全に駄目になった

そりゃこんな不条理で醜い世界とその理に絶望もするわって感じで...

 

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でも、だからこそそんな世界の中で懸命に生きようとするレックスが主人公たりえるのかなぁとも思うのです

"自分"という存在が消える事を恐れて永い時間を生きる道を選んだシンと、"自分"の意思が未来に受け継がれ、他人の中で意思となって生き続けるのだと信じたレックス

戦いに敗れ、少年の信じた未来の為の礎に消えていく事さえも必然だったのかなぁと思うと少し切ない気持ちになりますね

 

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そんなワケでやり込み要素も多いしめちゃめちゃ楽しいゲームだしで凄く良かったです

タイミング的に今ならゼノブレイドDEと合わせてニンテンドーカタログチケットでお安く買えるんでさっさとバイナウ!

かっこいいロボもいっぱい出てくるぞ!!!!!

 

終わる

プリコネ始めた日記

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プリコネをですね...始めたんですよ...

2周年のタイミングで遊び始めたんだけど思いの外ハマって毎日ポチポチやってるよ...楽しいね...

 

ゲーム的には割とこう、やれる事が割と限られてるのでデイリー消化してスキチケでスタミナ消費したら今日はもう終わり!って感じで楽に遊べるのが凄くいい

ただ裏を返せば強くなるには時間が必要、って事でもあるので関係ねぇサクサク強くなりてぇって生き急ぎマンはしんどいかもしれない

 

あと、キャラクターが可愛いのがいいね、みんな可愛い

このゲームの世界観、基本的に主人公に都合がいい世界(都合がいいとは言っていない)なので周りはみんな女の子だしだいたいみんな主人公に惚れてる潔さが好き

俺は俺を好きな女の子が好きなんだ文句あるかってオタクにとっての楽園

ちなみに僕はちょろいので「弱っちい東洋人の血を薄めてあげますね☆」でお馴染みのペコリーヌさんや親友の片思い相手絶対寝取るガールことマコトちゃんが好きです

 

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この子ほんといっぺん怒られた方がいいと思う

アニメも400クールくらいやって欲しいレベルでめちゃめちゃ面白いからウォッチナウ!

 

終わる

ポケットモンスター ソード・シールド

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正直今作買おうかどうかかなり悩ましかったんですが我慢できずに買いました

違うんじゃ...ゼルダ買って余ったチケットが手元にあっただけなんじゃ...

 

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そんでもってとりあえずクリアしたんだけど今作、めちゃめちゃ良かったです

個人的にここ近年のナンバリングタイトルだと間違いなく一番良かった、これは断言できる

というのも僕自身、シリーズを重ねて物語のスケールが広がって行くことに対して懐疑的だったから、というのが大きな理由の一つです

これはただ額面通りの意味ではなくて、携帯機での表現の限界が見え始めている中で物語や世界観のスケールだけが次第に広がって行くことに対して違和感を覚えるようになった、という意味です

例えば前作のサン・ムーンはこれまでのポケモンのお約束やマンネリ化していた仕組みをガラッと一新させて魅力的な世界観を作ろうという作り手の意気込みが伝わってきたのは良いのですが、その世界観を携帯機の解像度で表現できていたか、というと厳しいものがありました

それ以外でも細かい点でかなり不自由を覚える箇所が多く、ゲームとしてもあまり良い感触ではなかったというのが正直なところでした

なのでサン・ムーンをプレイ後、もしかしたら今後こういった流れが続くのであれば金輪際ポケモンを楽しめることはないのかも...と半ばガッカリした気持ちになったのを覚えています

 

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そして実質的な据え置き機でのリリースとなった今作、そういった懸念されていた世界観が(当たり前なんだけど)ちゃんと表現されていることにまず感動

景色が奥まで広がって、行けない場所であってもちゃんと背景として作り込まれているのがこんなに嬉しいとかお前の感性原始人かよ

そういった部分に手が入っているが故に一本道の多さや、ハリボテやコピペが気になるところではありますがこの辺はゲーム本来の対象年齢や開発のリソースを考えると悩ましい部分かなぁとも思います

 

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あと、今回の作風は原点回帰というか「ポケットモンスター赤・緑」を強く意識してブラッシュアップしたような印象を受けました

未プレイの方に向けて書いてるつもりなので詳細は伏せますが、「旅をしながらジムリーダーを倒し、チャンピオンになる」という「赤・緑」で大きな割合を占める物語の要素が大きくフィーチャーされており、滅茶滅茶力が入ってます

その為、近作で良く見られる「世界を救う為の戦い」や「伝説のポケモン」なんかは割と添え物的な要素に留まっているので一見して薄味に思われる人も少なくないと思います

この辺は個人の好みの範疇ではありますが、前述した要素が取り上げられがちだった近作に食傷感を覚えていたこともあって僕自身はかなり好きです

 

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特にジムリーダー戦やチャレンジトーナメントなんかはダイマックスの演出やBGMも合間って、ポケモンバトルの盛り上がりという意味では間違いなく歴代で一番ですよこれ!マジで良い!

特にBGMが本当に良い!試合中の曲に観客の声援や手拍子が取り入れられてるのがもうバチクソ良いんですよ!負けらんねぇ!絶対勝つぞ!!!って没入感が最高!

これはもう是非是非できれば大きい画面につないで遊んで欲しい、本当に楽しいから

 

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肝心のお話自体も青春ストーリーといった趣でしっかりとした内容だったと思います

キャラクターの数が今回意図的に絞られてるのかは分からないけどその分各々の個性が際立ってたり掘り下げがあったりしてとても良かったです

特にホップくんがね...最初はちょっとしつこいなこの子...って感じだったんだけど途中から感情移入しちゃって...

あと歴代作品でも稀というか初だと思うんですが生粋の悪人と呼べるキャラクターが出てこないのもちょっとビックリポイントですかね

「はぁ?」って思った未プレイの人は是非最後までやっていただけると納得して頂けるかと思います

 

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対戦環境もかなり遊びやすくなってて「興味はあるんだけど...」って人に対しての敷居がググッと低くなってるのも好感触でした

時間経過で努力値を振ってくれる「ポケジョブ」や性格補正を変更できる「ミント」なんかも新しく追加されたので環境さえあればサクサク対戦構築が組めると思います

特に今は出たばっかりなのと年末年始で遊ぶ人が多いんでオンラインでレイド募集かけたり夢特性とか集めやすいから始めるなら今ですよ今!

 

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いや別に対戦興味ねーやって人もキャンプでうちの子kawaiiできるよ!

うちの子同士がいちゃいちゃしてるのを眺めたり投げたボールを他の子に横取りされて微妙な面持ちになるうちの子を見れる時間、プライスレス

イヌヌワンのお尻眺めてるだけでマジで時間が無限に流れてくからな

 

 

とまぁ一通りおすすめポイントを挙げたわけですが総括するなら「最近のポケモンに不満がある人にこそ遊んで欲しい!」ですかね...

懐古主義ってわけじゃないけど、あの頃夢見たポケモンの世界が限りなく近い形で画面の向こうに広がってる感覚に襲われること受け合いだと思います

発売前に散々物議を醸したリストラ騒動もそうですけど、結局はポケモンというコンテンツを今後10年、20年と続けていくことは我々以上に送り手の方が考えてるわけですから、そういう意味で今後どういう方向に向けて進んでいくのか、という一つの回答をこのゲームを通じて「あぁ、なんとなくだけど悪いものじゃなさそうだな」と感じ取れるのではないかなと

少なくとも僕自身は前向きに捉えることができましたし、今後の展開(おそらく第3バージョンが出るのかな?)も楽しみにしてます

なので早くペンドラー出してください

 

終わる

DAEMON X MACHINA(デモンエクスマキナ)

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 DAEMON X MACHINA(デモンエクスマキナ 』クリアした!

開発発表からこっちずっと楽しみにしてたソフトだったし期待値上げすぎかなーって思ってたんだけどめちゃめちゃ面白かった...良い...

個人的にめっちゃ売れて欲しいし色んな人に触ってもらいたいので皆も軽率に買って、軽率に人体改造してほしいと思います、以下ネタバレ挟みつつ雑感

 

●良かったとこ

①軽快なゲームスピード

めっちゃびゅんびゅん動くよ!って感じで動かしてて本当に気持ち良かった(小並)

逆に言うと敵もしっちゃかめっちゃかに動くのでアーセナル(機体)相手だとかなり忙しなくなりがちだし、最初のうちはエイムアシスト込みでも苦戦するかもだけどまぁ慣れるから...

 

②大型敵が弱い(脆い)

これ賛否あるかもだけど個人的にはかなり良かったです

何故かと言うとまぁ俺がモンハン苦手だからって理由なんだけど...

敵のパターンもかなり覚えやすいし敵の部位をひたすら攻撃し続ければ勝手に死んでくれるのは苦手意識あった身からすると大変ありがたかったです

 

③マルチの敷居が低い

マルチプレイってめちゃめちゃギスギスしてる印象あったんだけど本作は上記の敵の行動パターンが単純なのもあってかなり遊びやすいんじゃないでしょうか

剥ぎ取り要素も薄いんで身内で険悪な雰囲気にならないのもいいですね

あと待機中に他のプレイヤーのアーセナルを見られるのも超楽しい...

 

④装備選択の自由度が高い

 

今回、装備間の上下があまり存在しないので気に入った装備で最後まで走り切れるのも好印象

まぁ敵に応じて適宜換装する必要は出てくるし性能の高い装備も勿論あるんだけど色んな装備を使って欲しいっていう制作側の気遣いがありがたいよな...

その裏返しとしてこれ装備しときゃ正解って装備がほとんど無いので頭を悩ませる必要があるとも言えなくも無い

 

⑤キャラクターが皆いい奴

なんでこの人たちこんな良くしてくれるのってレベルで皆いい人でびっくりした

特に主人公の相棒的ポジションで三枚目のジョニー・Gは気のいいあんちゃんって感じのキャラクターでめちゃめちゃ親しみ沸くし思わずズッ友宣言しちゃうよこんなの

あとツンデレ御曹司ことセイヴィアーや約束された勝利のために!とか言っちゃうネメシス嬢(CV:川澄綾子)みたいにバリエーションもかなり豊かで楽しかった

 

●悪かったところ

①難易度の調整不足

全体的な難易度はさほど高くは無いと思うんだけど後半にいくにつれて早い+硬い敵が複数出てくるオーダーが多くなってきて単純に疲れるよこれっていうね...

特に中盤のソロモンや後半のグリーフはブリンクを多用してくるのでワープみたいな挙動にこっちが付いていけなくてずるずる...みたいな場面も少なく無いのがちょっと残念だった

 

②バトルエリアが狭い

ガンフォートに弾き飛ばされて即死したみんなー!(挨拶)

特に大型敵相手だと一気に狭く感じるのが辛い、高さ制限も地味にしんどい

 

③死に武器が割と多い

武装間の差があんまり存在しないって言ったじゃねーかおめー!って言われるかもしれないけど使うか使わないかとはまた別の問題だからねこれ

特にレフト・ライトウェポンに装備できるタイプのレーザー武器や一部の実弾兵装なんかはかなり使い勝手に難があって結局マシンガン四丁の方が使いやすいなんてこともざらになるんだわ...

今後のアプデで少しでも改善すればいいな...

 

ざっくりこんな感じかなー

シリーズが続くかどうか分からないけど1作目としてはめちゃめちゃ頑張ってると思うし、ゲーム自体も面白かったので本当に良かったです...良かった...本当に

良かったところでも散々言ったけどとにかく今までロボットアクションゲームを触ってこなかった人たちにも触って欲しいって気遣いや敷居を下げようとする工夫がゲーム中に散りばめられてるので尻込みしてる人たちにも是非遊んで欲しいなぁと思います

ダインスレイヴ(1スロ)拾った後にオートセーブしても泣かないようにしような

 

ドラゴンクエスト7 エデンの戦士たち

クリアしました、以下雑感

 

良かったところ

●シナリオ

個人的には好きな作風だった、けどどう贔屓目に見ても全体的に鬱屈しすぎじゃない!?

初っ端から村人から裏切られた英雄とその妹の話とかフルスロットルすぎてびっくりするわ!

他にも住民が石化して全滅した村やドロドロ愛憎劇、悪名高いレブレサックでの歴史改変(物理)とどれもこれも後味が悪くて人間不信になりそうなった

あとよく言われてたキーファの件はあらかじめ展開を知ってても唐突すぎて悲しいとかよりえっ、これで離脱...?マジ...?ってなったしマリベルもあいつマジかよ...みたいな反応しててダメだった

ただ、個人的にはこのキーファの行動がこの作品のテーマを体現してるんじゃないかなぁとも思うわけですよ

彼は王子としていずれ父親である国王の跡を継いで国を担う責務を負っているけども、作中ずっとそのことに対して微妙に乗り気じゃない態度を取っていたし、そもそもそれ自体が生まれながら決まっていたことであって彼自身が選択した生き方ではなかったのはまぁ離脱前の台詞からも読み取れるわけですよね

それが理由の良し悪しはさておき自らが生き方を選び、何者かになろうとした彼の行いはまさしくPS版のキャッチコピーであるところの「人は誰かになれる。」、主人公がエンディングでシャークアイの次期統領への誘いを断り漁師になることを選んだように人間は自分で進む道を選べるんだよ、というのが作品全体を通じてのテーマなんだと俺は解釈したね

そう考えるとラストでキーファが残した石版は先立って己が道を切り開き天命を全うした彼から、ようやく自分の道を切り開く第一歩を踏み出した主人公へのメッセージとも捉えられるし、石版世界でも想い人と一緒になることを拒んだ庭師や翼を持たず生まれてきてなお懸命に生きようとする少女など「どう生きるか」というテーマに沿った人々の存在もあって綺麗に一本筋の通ったテーマとして成立してるのはとても良かったです

まぁ演出やお話の流れで損してる感じもあるけどこういうオムニバスの形式かつ連続性のあるシナリオはかなり好きなので満足でした

 

マリベルが可愛い

この子のおかげで最後までプレイできたと言っても過言じゃないくらい可愛い

ざっくり言ってしまえば割とよくあるタイプのツンデレなんだけど全体的に暗めのお話が多いこの作品の中ではもうこの子の存在が救いというかひたすらに可愛くてしょうがない

ていうかこの子主人公のこと好きすぎない?ナチュラルに自分のもの扱いしてくるし「あたしが死んだら(主人公)はあたしのことずっとおぼえててくれる?」でいやーーーーこれだめでしょーーーーーーはい僕はオタクです

あとDQライバルズだとCV:悠木碧なので全編通じて脳内再生されるのがつよかった

 

 

悪かったところ

シンボルエンカウント

これ後発の8(3DS版)や11をやった後だから余計に感じるかもしれないんだけど回避不可能なシンボル多すぎて鬱になりそうだった

具体的に言うと狭いダンジョンの中ででかい図体の敵がうろうろしてて嫌でも戦闘入らざるを得なかったり唐突に床から敵生えてきて強制戦闘とかシンボルが入り口塞いでて無理に通ろうとするとデンデンデンデン!なったりクソだよクソ!って胸張って言える

 

●同じところ行ったり来たりしすぎ

特に石版世界だとルーラが使えないのでいちいち拠点とダンジョンを行ったり来たりするシナリオがぼちぼちあってめんどくせーーーーーーーってなる

おまけに上みたいな理不尽なシンボルエンカウントでどんどんどんどんストレス溜まってやってられっかこんなゲーム!ってなる場面がまぁまぁあった

 

●難易度

ダーマまでは割と苦戦しがちだけど転職できるようになってからはもうせいけん突きしてるだけで終わっちゃう

まぁこれは完全に僕の進め方が極端すぎるせいなんですが攻略サイト見ても難敵と名高いグラコスヘルクラウダーも全然苦労した覚えがないので歯ごたえのある難易度で楽しみたいって人は抑えめでプレイするのが良さげ

 

小さなメダル

ゲームに登場するメダルは全部で115枚、メダル王の褒美を全て貰うとなると110枚必要になるわけですよ

じゃあ適当に集めれば余裕じゃんって思うかもしれないけどこの115枚中11枚が作中で限られた進行度の中でしか手に入らないメダルなのでつまり6枚以上逃すとそのデータ中では永遠にコンプできないわけで...クソか?

この辺攻略サイト見ないでプレイしてると間違いなく取りこぼしが発生すると思うんですけど別の機会に手に入るとかそういうのじゃダメだったんですかね..

 

●キャラクターの編成

離脱に関してはあまり気にならなかったけど最終盤、マリベルが復帰、独自行動をとってきたメルビンもパーティに合流して主人公含めキャラクターが5人になったのにも関わらず編成できるのが4人ってちょっとさぁ...

誰か1人お留守番が確定してその間経験値も熟練度も入らない上にお話にも関わらない、単純に入れ替えも手間がかかるっていうのは純粋に煩わしい

せめて戦闘には出せないけど連れ歩けるとかそういうのでいいじゃん...?飛行石の定員とか最もらしい理由とかいいから...

 

こんなもんかね...

なんか悪いところの方が多いな...ってざくざく書いてから思ったけど楽しかったよ!本当だよ!

でも正直に言うと世間で色々言われてるだけあるな...って思うところもぼちぼちあったし長いせいで飽きが来たりもしたけどやっぱプレイしねぇと分かんねぇわってなったから未プレイで種返せとか言ってる君もやれやってから言え

おわり