ただの備忘録

だいたい独り言

ゼノブレイド3 クリア後ざっくり感想

ゼノブレイド3、無事にクリアしました

クリア時点でのプレイ時間はだいたい70時間くらい、前作もこのくらいだった気がする

色々設定の話とか考察もしたいんですが、まだ情報が出揃ってないので現時点での素直な感想を備忘録代わりにざっくり書いときます

一応ネタバレ含んでるので、遊んだ方向けということで

 

 

 

●良かったところ

・システムの快適さ

これはまず触り始めから好感触かつ一番印象的な点だと思う

「DE」もかなり遊びやすい作りになっていたけど、今作はさらにブラッシュアップさせて、煩わしさを出来るだけ解消しようと至る所に気遣いが見られた

特に序盤の執拗なチュートリアルは、「2」がその煩雑さに加えて、TIPSが後から読み返せなかった事の反省が色濃く反映されてる事がひしひしと伝わってきた

ショートカットボタンも個人的にかなり嬉しい機能だったので、ちゃんと改善が見られたのは本当に良かった

ただアクセサリーのソート機能が未実装だったりするのは不便なので今後のアップデートで追加してほしいなぁ

 

・フィールドの広大さ

発売前に公開された任天堂公式のインタビューで、「ざっくり「2」の5倍以上の広さ」と明言されてただけあって、とんでもない広さで正直びっくりした

どうしても「2」は設定上、フィールドが箱庭世界にならざるを得ず、広さという観点や、大陸同士の相互関係みたいなものには乏しかったので、どちらかといえば「1」の方向性でフィールドが作られていて個人的には嬉しかった

フィールドスキルも常時発動でき、数もそんなに多くはないので「これが開放されたからあそこへ行ってみよう」と意識が向きやすかったのも良かった

それはそれとしてエルティア海はなんとかなりませんか

 

・戦闘システムの取っ付きやすさ

今回、シリーズ未経験者に向けても、LVキャップで徐々にやれる事が増えていくので段階的に覚えられるのはかなり丁寧な導入だなと思った

アーツのカスタマイズ性も、煩雑になりすぎない程度に分かりやすく、弄りがいのあるいい塩梅だと思う

ウロボロスは個人的な趣味趣向も相まってとにかく動かすのが楽しいし、雑魚戦では梅雨払い、ユニークやボス戦ではダメージソースとして使い分けできる点もグッド

チェインアタックは突入するたびに時間かかるのが不満といえば不満だけど、上手く攻撃を繋いでいく楽しさは健在なので、まぁそれくらいかな

 

・キャラクターが良い

パーティメンバーがみんな可愛い!

今回、メインシナリオだけじゃなく各種サブクエストにもかなりの掛け合いテキストとそれに伴ったボイスが付いてるので今まで以上にキャラクターに愛着が湧いてしょうがなかった

特に「イーラ」で採用されたキャンプシステムが続投して、キャラがイキイキしてる姿を見られたり、相談で他愛もない話をしている場面があったりと、こういうの!!!こういうの欲しかったの!!!!ってなるなった

あと発売前は特段惹かれているわけでもなかったノアくんとミオちゃんのカップルに遊べば遊ぶほど愛おしさが湧いてきて気ぶりじじいになった

よくよく考えると過去作のヒロイン達って登場した瞬間にはかなり好意強めだったから、今回みたいな丁寧なボーイミーツガールはどこか新鮮で、シナリオを読み進めるモチベーションになってたと思う

エンディングはいやだ〜ちゃんと融合したアイオニオンでエヌとエムの分まで末長く幸せになってくれ〜ってメビウスになりかけたけど、いやでも彼らだって何回も別れを経験してはいるけどその度に巡り会ってるんだからノアミオだってまた会えるぜ!ってウロボロスになったので助かった、助かったか?

ラストの笛の音に一抹の希望を見ているからDLC、頼んだぜ高橋くん...

 

●賛否両論

・ストーリー性

今回、高橋総監督が本作のテーマとして挙げていたのが「理不尽な力」「未来に向けて新しい自分を目指す」という事だったのだけども、これらを描く事に関してはある程度成功していたように見える

ただ、前者の方はインタビュー内でも語っていた「今回の敵は己が欲や、一方的な理由の為に力を振るう存在として描く」(意訳)という関係上、そのほとんどがただ「敵である」という描かれ方に終始していた気がする

自分の欲の為に兵士を利用し、主人公たちの前に立ち塞がる、というアイデンティティしか与えられておらず、サブクエで登場する各コロニーの執政官はおろかメビウスの中でも特別視されていたワイやエックスですらその域を脱していないのは薄味だなと思った

というよりも今回、後者のテーマを描くにあたって、メビウスを「未来への不安、絶望」と定めた事で、敵側の背景が薄くなってしまい、その為に後半のノアたちの問答が終始似たような意味合いの言葉と意味を紡ぎ、観念的な話を展開するだけになってしまった印象がある

要所での盛り上がりはあったけどこの辺はラスダンの単調さやゼットの硬さもあって、凄く勿体無い箇所だったと思う

ただ、これはこれで「ゼノギアス」を彷彿とさせて「ブレイド」としては首を捻るが「ゼノ」として良い、という意見もちょいちょい見られるので単純な出来の良し悪しの問題でもなさそう

 

●悪かったところ

個別に言うほどじゃないんだけど細かいところ挙げるならノポンコインの保持数とか上でも言ったクソ広いエルティア海の埋めづらさとかアクセサリー、スキルの見づらさとか、そういう点かな...

この辺りは今後のアップデートで直る気配があるので、気長に待ちます

 

 

という感じで手放しで、というと言い過ぎ感はあるのだけど期待以上の作品で素直に面白かった...

シリーズを跨いで遊んできたファン目線で言うと、もっとファンサービスがあっても良かったな、とは思うんだけどあんまり増やしすぎると主題がぼやけたり、よろしくない影響が出るからこんなもんかな、と思う事にした

まだやり込み要素も残ってるし、DLCもあるしでまだまだ遊ぶぞ〜